北朝鮮の結婚は、貧富の差が激しくなるにつれ両極化しつつある。一般庶民は、新郎の実家、新婦の実家の2回に分けて披露宴を行い、客を食事でもてなすという「ジミ婚」だ。新婚旅行に行こうとも、市や郡の境界線を越えての移動は旅行証(国内用パスポート)が必要なために行けず、太陽像(金日成主席の銅像)や名所旧跡の前で記念写真を取るのが関の山。一方で、幹部やトンジュ(金主、ニューリッチ)などはホテルやレストランの宴