北朝鮮の国家非常防疫司令部は今年の5月15日以降、全国の有熱者(発熱患者)の数を毎日発表してきた。当初は30万人を超えていたものの、右肩下がりが続き、ついに7月30日発表分ではゼロとなった。海外ではその信憑性を疑う声が上がっているが、それは北朝鮮国内とて同じで、先月12日に国家非常防疫司令部が開いたオンライン緊急会議では、虚偽報告や過少報告について「今後は許さない」「正確に報告せよ」との警告が出されている。