北朝鮮北東部、中国とロシアの国境に程近い羅先(ラソン)。経済特区に指定され、中国企業を中心に外資の進出も相次ぎ、生活レベルは首都・平壌に次いで高いと言われていた。そんな羅先も、著しい食糧難に襲われている。原因は、コロナ対策だ。咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋によると、かつては豊かだった羅先だが、2020年1月に国境が封鎖され、貿易が完全に止められたことで、経済状況が悪化した。さらには