国連安全保障理事会が採択した対北朝鮮制裁決議2397号は、国連加盟国が自国内にいる北朝鮮労働者を2019年12月22日までに送還することを義務付けている。しかし、制裁の網をかいくぐって、北朝鮮からの労働者の派遣が続けられている。中国には、就労ビザではなく研修ビザを使うなどの手口で、数多くの北朝鮮労働者が送り込まれている。その数は数万人に達するものと見られている。その多くは東北地方の工場で働いているが、一部は他