北朝鮮では例年、初夏に「春窮期」が訪れる。前年に収穫した作物が底をつき、食べるものがなくなる時期を指すが、中でも完全に蓄えが底をついた家庭のことを「絶糧世帯」と呼ぶ。コロナ鎖国が始まった一昨年から、その状況に拍車がかかっているが、今年も相変わらずのようだ。咸鏡北道(ハムギョンブクト)のデイリーNK内部情報筋は、朝鮮労働党咸鏡北道委員会(道党)は、先月16日の光明星節(金正日総書記の生誕記念日)80周年の