原発依存度が高い関西電力にとって、福井県の3基原発の再稼働は経営の最重要課題だ。ところが、森本孝社長は就任以来、肝心の使用済み核燃料の移設候補地探しについて二の足を踏んでいる。その結果、関電社内からも批判の声が上がる「危機的状況」を迎えつつある――。写真=時事通信フォト宮下宗一郎むつ市長(左)に使用済み核燃料の中間貯蔵施設共同利用案について説明する電気事業連合会の清水成信副会長(右)=2020年12月18