昨シーズンの反省を踏まえ、この春のキャンプは「守備力向上」が至上命題だった阪神。しかし、オープン戦で12球団ワーストの19失策を記録し、課題が解消されたとはお世辞にもいえない。今シーズン、スタメンが予想される内外野7人の野手のなかには、守備のスペシャリストと呼べる選手は見当たらない。一塁は捕手からキャンプ中に急遽コンバートされた原口文仁。二塁はスローイング時に球を引っ掛けるクセを矯正中の上本博紀