相模原の障害者施設殺傷事件が世間を賑わせている。本当に悲しく、許しがたい残虐な犯罪である。だが、これを機に、改めて私たち一人一人が考えなければいけないのは「健常者・障害者」といった境界線の曖昧さと、にもかかわらず世にはびこる、自身の「無知」からくる差別や偏見の多さだと思う。ここでご紹介したい絵本がある。原書はアメリカで2010年に刊行され、今年6月に日本で翻訳された絵本、パトリシア・ポラッコ氏の自伝的