2015年の終わり、宮崎謙介自民党衆議院議員(34)の「育児休暇宣言」が話題になった。国会議員による育児休暇は、今のところ認められていない。そもそも議員とは時間に制約されず政治のために働くものだという趣旨だからだ。都道府県知事、市長ら地方自治体の首長、地方議会の議員も同様だ。例外として東京都町田市、埼玉県狭山市などいくつかが規則で育児のほか、家族の看護・介護を理由とした“欠席”を認めているに過ぎない