昨年10月、持病であるメニエール病の再発を明かした元ヤクルトスワローズ・広澤克実氏。16日放送、TBS「爆報!THE フライデー」では現在52歳になった同氏が、2005年の発症時の様子や突発的なめまいなどの症状に悩まされてきた10年間を語った。

「予兆はした。フラフラとした」という広澤氏は「最初地震だと思った。"えっ"と思ったうちに天井が360度回ってきて、しばらく我慢していたんだけど収まらず嘔吐がはじまった」と振り返る。

ある日突然、強いめまいに襲われると大量の発汗や嘔吐が続き、耳鳴り、難聴にも陥ったという広澤氏。平衡感覚をつかさどる三半規管などからなる内耳の一部分に水ぶくれができることによって激しいめまいが起こるというメニエール病だが、水ぶくれの原因は解明されていない。

同番組では「並んでる商品がいっぱいのところありますよね。そういうのを見ているとおかしくなっちゃう」と語った広澤氏は本屋やスーパーに行くと症状が出やすくなるといい、読書などにも支障をきたすという。

さらに自転車や車の運転も「10分〜15分乗っちゃうと降りた瞬間に体が震えているのが分かる」といい、タクシーに乗っていても、たった一回の急ブレーキがきっかけで症状が出てしまうことも。それでも広澤氏は「それは慣れ。60歳になっても付き合ってると思いますけど、この病気とは。だけど、それは人間が生きていく中で仕方ない。一生付き合っていく」と前向きに語った。