シャープ、秋冬スマホに搭載の人工知能「emopa(エモパー)」についての説明会を開催【レポート】

シャープが新スマホ向け情報通知機能「emopa」についての説明会を開催!

シャープは1日、同社の秋冬モデルのスマートフォン(スマホ)に搭載する人工知能”ココロエンジン“の技術をもとに開発した情報通知機能「emopa(エモバー)」の機能と技術についての説明会を開催した。

すでに発表されている機種ではNTTドコモ向け「AQUOS ZETA SH-01G」およびソフトバンクモバイル向け「AQUOS CRYSTAL X」に搭載される。


秋冬のシャープ製スマホに搭載される人工知能「emopa」。



シャープ 通信システム事業本部 マーケティングセンター新規ビジネス戦略部部長 小林繁氏。


emopaはスマホ利用者の起床や出勤、外出などの行動を自動的に判断して、必要な情報を親しみやすいメッセージや音声で伝えてくれるパートナー機能。企画の中心となった通信システム事業本部の小林繁氏は「今はお遊び的なものだが、広くビジネス的な価値も拡大するのでは。」と語った。

メッセージを通知するパートナーは、女性タイプの「えもこ」、男性タイプの「さくお」、自由につぶやく「つぶた」の3種類を用意。メッセージ内容の制作はカヤックが担当し、1パートナーあたり数千パターンのシナリオを用意。天気や交通情報などのWebサービス情報も伝えてくれる。


パートナーは3種類。それぞれメッセージ内容や音声の声質が異なる。



メッセージ内容はカヤックが制作。Webサービスの情報も含むさまざまなメッセージを伝えてくれる。


技術面では、シャープ製スマートフォンに搭載された低消費駆動センサーと状態推定エンジンを組み合わせることで、バッテリー消費を抑えながらもスマホ利用者の行動内容の分析を実現。スマホを握るだけでスリープを解除できる“Grip Magic”との組み合わせにより、自然とメッセージを確認できるという。


スマホの低消費駆動センサーにより、バッテリー消費を抑えている。



実際の利用時は、どういった情報を伝えるかを選択できる。



朝、枕元でスマホを操作すると起床メッセージのほか天気などを伝えてくれる。



夜、遅くまで宴会に参加していると滞在時間や終電情報を通知する。


搭載端末はNTTドコモのAQUOS ZETA SH-01G(11月中旬発売予定)と、ソフトバンクモバイルのAQUOS CRYSTAL X(12月以降発売予定)の2機種。既存のシャープ製機種への搭載については今のところ未定とのことだ。

記事執筆:sureare(島 徹)


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