夏〜秋は凶暴に! 「ハチ」の駆除対策&刺された時の対処法まとめ

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ハチって怖いですよね。見た目も怖いですし、刺激を与えると刺されてしまうケースもあって恐ろしいことこの上ないのです。

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先日、そんな私の自宅でハチの巣が見つかりました。しかも巣を玄関なんかに作っちゃったものだから、家に出入りする度にハチを見かけ戦々恐々とする毎日。種類としては「アシナガバチ」だったため不幸中の幸いではあったのですが、これが「スズメバチ」だったらもう家から出られないじゃないですか。そのため本記事ではハチの駆除対策及びハチに刺されてしまったときの対処法をまとめます。

■ハチから身を守る

ハチから身を守る方法で最も有効且つ効率的なのは、「無闇に近づかないこと」なのですが、例えば室内に侵入してきてしまった時や近くにハチが飛んできた時は「大声を出さない」、「慌てて急な動きをしない」ことが何より重要です。

ハチがびっくりして攻撃してくる可能性もありますからね。もしハチに接近してしまった場合は、ゆっくりと後退し刺激を与えないようにしながら、殺虫剤などで退治するのが良いかと思われます。

■ハチの巣ができていたら

とは言っても、自宅にハチの巣ができてしまったらそう悠長なことも言っていられません。ハチの巣は概ね春先から女王によって作られ、夏の後半〜秋に最盛期を迎えます。つまりこれからがハチにとってピークみたいなものなのですね。巣を守るため神経質になっている時期なので尚更注意が必要です。

※他の場所で巣を壊された女王が思わぬタイミングで巣を作り始めることもあります、我が家は7月の後半に巣が作られました。

巣を発見したら、慌てずに対処法を検討しなければなりません。ではどのように駆除していくのが正しいのでしょうか。その巣を作っているハチの種類により対策が異なります。

■ハチの種類により変わる駆除対策

人間に危害を及ぼす可能性を持つハチは大きく分けて2種類います。「アシナガバチ」と「スズメバチ」です。

ただ一見しただけではハチの種類なんか分かりません。まず怖いですし、飛んでいるので見分けもつきにくいのですから。そんな時は、巣を見ることで種類を判別しましょう。

1.アシナガバチの巣
巣穴が露出していることを特徴とします。巣をみつけた際に、ハチが露出していたらアシナガバチの巣である可能性が高いようです。

2.スズメバチの巣
球形でまだら模様が見える独特な巣の場合、スズメバチの可能性が高そう。また一か所に穴があり、そこからハチが出入りしているので比較的見分けやすいかと思います。スズメバチは大変危険なので、専門業者に依頼しましょう。

■ハチの巣を駆除する

個人で駆除をする場合(アシナガバチの場合)
自宅にできた巣が「アシナガバチ」のものだった場合、個人で駆除することが可能です。もちろん専門業者に依頼するのが最大の安全策ではあるものの、地域により専門業者がいないというパターンもあり、やむを得ない場合は自身で駆除を行います(私が住む地域には専門業者がなかったため、自分で駆除しました)

以下のような簡易防護服を用意し、全身を防御しましょう。
・雨カッパの上下
・頭部を守るためのもの(顔全体を防御するためゴミ袋などが最適)
・手袋、長靴
ハチは黒や青、赤など濃い色に強く反応します。基本的に白っぽいものでガードするのが肝要です。

●防御を固めて、攻撃する
巣を叩き落とせば、多くの場合退治完了です。長い棒のようなもので、一気に叩き落としましょう。またスプレータイプの殺虫剤で攻撃する方法もあります。ガンタイプになっており狙いやすい商品もあります。

1m程度離れた距離からも十分効果があるので、殺虫剤を散布し駆除を円滑に進めましょう。

●駆除は早朝・夜間に行う
駆除は早朝あるいは夜間に行うのが、最も効果的です。昼間は多くのハチがエサの採取などで出払っておりますので退治しきることができず、また新しい巣を作ってしまうことがあるそう。早朝・夜間であれば、多くのハチが巣に帰還しておりますので一網打尽にできるのです。

専門業者に依頼する(スズメバチの場合)
スズメバチの針は1cmの衣服を貫通するほど強力なため、前述した防護服では防御できません。また複数回刺してくるほどの強力なアゴと、獰猛な性格を持っているので個人的に駆除を行うのは大変危険。専門業者に必ず依頼して下さい。

いくつかネットで検索をすると業者の情報も出てきますが、価格が高いケースや詐欺だったなんてパターンも少なからずあるようなのでご注意を。

最も分かりやすいのは、ご自宅近くの市町村の担当課や保健所に相談すること。対応ケースはお住まいの地域により違いはあるのですが

・完全な無料で駆除してくれる
・駆除業者の紹介と、その費用の一部負担
・駆除業者を紹介のみ

まずは聞いてみるのが良いかと思います。

■もし刺されてしまったら

ハチに刺されてしまった場合の諸症状は主に「局所的な症状」と「全身の症状」に分かれます。

局所的な症状の場合は、該当箇所の腫れと痛みを伴いますが痛みは1日?数日程度でなくなり、腫れも1週間程度で引くかと思われます。

個人でできる応急手当としては
・患部を流水で洗い流す
・爪などで患部周辺を圧迫し、毒液を体外に排出する(その際、毒液を絞り出すように揉みながら流水につけるのが効果的)
・抗ヒスタミンを含む、ステロイド軟膏薬などを塗布
・濡れたタオルや氷嚢などで患部を冷やし安静にする
・体調が悪くなったと感じた、あるいは過去に体調が悪くなった経験がある場合はすぐに医療機関へ

ただ問題は全身の症状です。

刺されたときに、入ってしまった毒性が強過ぎたあるいはハチの毒に対するアレルギー反応(アナフィラキシーショック)が起こるとじんましんや発熱などの症状、呼吸困難などを起こし死に至るケースもあるため然るべき医療機関に当たるのが最適です。

■まとめ

ハチの対策は以上となります。「ハチと言えば夏」という印象も強いですが、最も活動が盛んになるのは夏から秋にかけてなので是非、上記の対処法を念頭に入れ、安全で快適な夏をお過ごしください。

繰り返しとなりますがハチ対策として、最も効率的なのは「無闇に近づかないこと。」これに尽きます。
近づかなければ、刺される危険もありませんし無意味な駆除をしなくても済むのです。

ただもし故意でなく近づいてしまったり巣ができてしまった。そんな場合は上に記述した方法で適切に対処しましょう。本記事があなたの助けになれば幸いです。