王貞治氏

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(台北 11日 中央社)中華民国(台湾)籍でプロ野球ソフトバンクの王貞治・球団会長が10日、九州国立博物館(福岡県太宰府市)で10月に開幕する特別展「台北 国立故宮博物院 −神品至宝−」のPRサポーターに任命された。

この日、サポーターの初仕事として展覧会ポスターにサインした王氏は、より多くの人々に見に来てほしいと挨拶した。

王氏は約50年前に一度台北で故宮の収蔵品を鑑賞した。当時は数々の逸品に賞賛の声をあげ、特に水を入れる手洗いの容器の形をした青銅器の散氏盤(西周時代・前9〜前8世紀)を紹介された時は「当時の人々は腕力がすごかったんだね」と驚きを隠せない様子だった。

特別展は現在、東京国立博物館で9月15日までの予定で開催されており、開幕2週間で15万人を上回る入場者数を記録した。その後、10月7日から11月30日まで九博での開催となり、「散氏盤」を含めて書画や工芸品など計110点が展示される。このうち、故宮を代表する“スーパースター”で豚の角煮にそっくりの「肉形石」は10月20日までの限定公開となる。

(楊明珠/編集:荘麗玲)