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ビールは美味しい。しかし、シャンディ・ガフや、レッド・アイなど、ビールに何かを入れて割ると、それはそれで驚くほど美味しくなるものだ。

今回は、「ビールに入れて割ると美味しい飲み物」を探すべく、大量の飲み物を買ってきた。その数11種類。いざ、実験をしてみる。

ビールの缶コーヒー割り

まずは、缶コーヒーで割ってみる。ビールとコーヒーを3:1程度の割合でグラスに注いでみた。マドラーで簡単に混ぜて、出来上がり。

実際に飲んでみると……。コーヒーの酸味のある爽やかな味わいが、ビールの苦味に勝っているが、後からビールの心地よい炭酸が舌を刺激する。スパークリングコーヒーなどが一時期流行したが、あの味に近いかもしれない。

ビールの牛乳割り

次に、ビールの牛乳割りにチャレンジしてみる。先ほどと同様に、ビールと牛乳を3:1程度の割合でグラスに注いでみた。牛乳とビール……組み合わせが異色すぎて、飲むことを少しためらうが、意を決して一口飲んでみる。

……なぜだろう。どう考えてもコーヒー牛乳の味がする。グラスは一度洗ってあるのだが、先ほどのコーヒーが残っていたのだろうか。正確な味をお届けできないのでは意味がないので、もう一度、丁寧にグラスを洗う。

再度、ビールと牛乳をグラスに注いでみた。……やっぱりどう考えてもコーヒー牛乳の味だ。後からビールの苦味と酸味、炭酸のシュワシュワとした感じがくるのだが、一口目に飲んだ際の味はなぜかコーヒー牛乳だった。

ビールのコーラ割り

さて、個人的に一番楽しみにしていたのがこちら。ビールのコーラ割りだ。ビールとコーラを3:1程度の割合でグラスに注いでみた。色だけを見てみると、コーラが勝っているが……味はどうなのだろう。

一口飲んでみると、驚いた。こ、これは美味しい……!!コーラの甘みがビールの苦さを中和し、これならばビールが苦手な方でもグイグイ飲めてしまうだろう。シャンディ・ガフの美味しさからわかるように、甘みのある炭酸と、ビールは相性が良いようだ。

ビールの緑茶割り

お次はビールの緑茶割りだ。個人的な好みだが、大好きな「おーいお茶」で割ってみることにする。先ほどと同様に、ビールと緑茶を3:1程度の割合でグラスに注いでみる。緑茶の色がビールに似ているだけに、見た目は普通のビールとさほど変わらない。

一口飲んでみると、緑茶の爽やかな香りが鼻をつく。一瞬ビールと割っていることを忘れるほど、緑茶そのままのような味がするが、その後にふわりとビールの香りと風味がやってくる。ウーロンハイのような感じの味わいになることを予想していたが、しっかりと緑茶の味が残っていて、ビールとうまくコラボしていた。

ビールのカルピス割り

ここで異色のコラボ登場。ビールのカルピス割りである。これは割合を間違えると「カルピスの味しかしない……」という現象が発生しそうだったので、何度も何度も試行錯誤してみる。

最終的にビール85パーセント、カルピス15パーセントの割合で割ってみた。一口飲んでみる。

こ、これは美味しい……!! 今のところダントツに美味しいコラボだ……!! カルピスの爽やかな甘みと酸味は失われないまま、ビールのシュワシュウワとしたほのかな苦味がカルピスの美味しさをより引き立てている。こ、これは本当に美味しい。この記事用の撮影が終わったら残ったビールとカルピスでおかわりをしよう。

ビールのファンタ(グレープ)割り

さて、お次はファンタのグレープ味だ。子供のころは、オレンジ派だったが、最近グレープの美味しさにも気づきつつある。

ビールとファンタを3:1程度の割合でグラスに注いでみる。グレープの色合いが少し薄まって、淡い色になった。

一口飲んでみると……。やっぱり美味しい。ビールを割る際は、炭酸飲料が合うのだろう。先ほどのコーラと同様に、ファンタで割ってみても実に美味しかった。甘めが好きな方は、1:1の割合で楽しんでみても良いかもしれない。

ビールのピーチティー割り

次はリプトンのピーチティーにチャレンジしてみる。個人的に、梅酒とピーチティーを1:1で割ったものが大好物なので、ビールでもきっと合うだろうと期待に胸をふくらませている。

甘めが好きなので、こちらはビールとピーチティを1:1で割ってみた。一口飲んでみると、ピーチティの甘みがした後に、ビールの酸味と苦味がやってくる。きれいにコラボしていて、とても美味しい飲み物だ。バナナやマンゴーが入ったフルーツビールなども最近人気だが、こちらは「ピーチビール」のような味わいとなった。

ビールの三ツ矢サイダー割り

さて、お次はビールの三ツ矢サイダー割りだ。ここまでのチャレンジで、ビールと炭酸の相性はバッチリであることがわかっている。こちらの三ツ矢サイダーも、美味しいことだろう。

割合は同じく、ビールと三ツ矢サイダーで3:1程度。マドラーで混ぜて、いざ、飲んでみる。

……味が……薄い。ビールも薄いし三ツ矢サイダーも薄い……。3:1だと両方の味が薄まってしまい、あまり上手にコラボできないようだった。少し三ツ矢サイダーを足して、1:1にしてみる。こちらだと、甘めのシャンディ・ガフのような味になった。スッキリとしたのみ心地なので、「軽くお酒を飲みたい」というときにオススメの割り方だ。

ビールのバヤリース オレンジ割り

お次はバヤリースだ。さっぱりと飲みたかったので、バヤリースとビールを1:1で割ってみる。

一口飲んでみると、丁度良いあんばいだった。オレンジの甘みも主張しすぎず、ビールの美味しさを影から支えている味わいだ。オレンジ風味のフルーツビールのような仕上がりとなった。

ビールのリアルゴールド割り

次はリアルゴールドの登場である。普段からよくリアルゴールドを飲む私としては、とても楽しみな組み合わせだ。

リアルゴールドが大好きなので、ビールとリアルゴールドの割合を4:3にしてみた。マドラーで混ぜてみると、通常のビールよりも少し色が濃い状態である。

一口飲んでみると、リアルゴールドのあの独特の甘みの後に、ビールの爽やかな苦味を味わうことができる。少しリアルゴールドの味が強いが、これだとグイグイ飲めてしまう。リアルゴールドを飲んで元気になるし、ビールでほろ酔いすることもできるし、一石二鳥である。

ビールのファンタ(オレンジ)割り

次はビールのファンタ・オレンジ割りだ。先ほど試したファンタ・グレープ味は実に美味しかった。オレンジはどうだろうか……。

こちらはビールとファンタを3:1ぐらいの割合で割ってみる。色は爽やかなオレンジ。一口飲んでみると……。かなりビールが勝っている。少しだけファンタを足してみた。ちょうど良い割合である。オレンジピールを入れたビールのような、飲みやすい仕上がりとなっていた。何か甘いものをつまみとして食べると美味しいかもしれない。

ビールのQoo割り

最後は、ビールのQoo割りである。ビールとQooを3:1で割ってみる。一口飲んでみると、かなり甘みが強くて、まるでオレンジ系のカクテルのようだ。後からくる炭酸もシュワシュワとしていて実に美味しい。先ほどのバヤリース割りと味がかぶるかと思ったが、Qooは甘みが強い分、また違った仕上がりとなった。

以上、11種類のドリンクでそれぞれビールを割ってみた。個人的にはビールのカルピス割りが予想以上に美味しかった。それぞれの美味しさがあるので、是非試してみてはいかがだろうか。

<プロフィール>うだま猫好きの独身アラサー。猫の漫画や日常の漫画をよく書く。猫ブログ「ツンギレ猫の日常-Number40」は毎朝7時30分に更新している。ツイッターでは常に猫への愛を叫び続けている。下ネタツイートは最近控えるようにしている。

(うだま)