男性と女性はストレス時の対応が真逆「男性:自己中になる」「女性:他人を思いやる」―研究結果

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付き合っている彼と問題に直面した時、なんだかストレスの対処法がお互い違うなと感じたことってありませんか?きっと性格の違いだなんて思っていたかもしれませんが、今回イタリアのInternational School for Advanced Studiesで行われた研究で、女性と男性はストレスに対して真逆の行動をするということがわかりました。

なので、同じ問題を抱えているとしても彼と彼女で対処の仕方が違うのはただ単に性格の違いではないのかもしれません。

この研究では、ストレスを感じている時に人間は自分中心になりやすいという以前の研究結果から得られた理論をもとに、男女の違いが分析されました。

実際の実験では、まず64人の実験参加者に人前でのスピーチと数学のテストをさせてストレスレベルを上げさせる所から始まりました。その後、他人を思いやらなければならないタスクや他人のおかれている状況を判断する様なタスクを行い、ストレスのある実験参加者がどのように行動するかということがはかられました。

その結果、男性はストレスのある時に自己中心的になりやすく他人を思いやるタスクなどでは散々な結果になってしまった一方、女性はなんとストレスが高いほど他人を思いやり、社会的に貢献しようと思う人が多いということがわかりました。

つまり、男性と女性ではストレスを感じている時の行動が真逆ということなのです。この研究では、この違いはなぜかという所まで研究はされていません。しかし、結論では女性の方が社会的貢献をすることにより自分の感情も助けられるという考え方を持つ人が多いと言うことが思いやりのある行動へと繋がったとまとめられています。

なので、もしも彼とけんかをしてしまってお互いストレスを感じているとき、彼が自分中心になってもそれは彼がわざとあなたの怒りを逆なでしようとしている訳ではないということを覚えておいて損はないですね。

Study: Men and women react to stress in totally different ways
http://www.womenshealthmag.com/sex-and-relationships/how-men-deal-with-stress