渋谷駅桜丘口地区再開発の計画案発表 高さ180mビルなど建設

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 東急不動産が参画する「渋谷駅桜丘口地区再開発計画」の都市計画が東京都に提出された。同計画案では渋谷駅南西部に広がる桜丘地区の玄関口を整備し、高さ約180メートルの建物を含めた4棟のビルが建設される予定。東京五輪と同時期の2020年頃の完成を目指す。

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 「渋谷駅桜丘口地区再開発計画」は渋谷駅に隣接し、総延床面積約24万1,400平方メートルの事務所や商業、住宅などを建設予定。居住者や外国人ビジネスマンに向けた生活支援施設やクリエイティブ・コンテンツ産業の連携創出を目的とした起業支援施設といった機能も導入する。敷地面積8,070平方メートルのA街区は地下5階から地上36階と地下4階から地上15階の2棟、敷地面積8,510平方メートルのB街区は地下2階から地上32階、教会が入るC街区は地下1階から地上4階のビルを整備。渋谷駅南側の活性化に繋げるという。

 渋谷駅周辺地区は昨年4月開業の渋谷ヒカリエを皮切りに再開発が進んでおり、渋谷駅地区駅街区、渋谷駅地区道玄坂街区、渋谷三丁目21地区の3街区では今年6月に都市計画が決定。2017年度に地下5階から地上33階まで高さ180mの高層複合施設、2018年に17階建ての複合ビルの開業などが計画されている。「渋谷駅桜丘口地区再開発計画」では周辺の再開発と連携させさながら、縦動線アーバン・コアや歩行者デッキ、ネットワーク、都市計画道路、地下車路ネットワークを整備していく。