ロングスローで注目浴びた“人間発射台”デラップが現役引退

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 フットボールリーグ2(イングランド4部相当)のバートン・アルビオンは16日、所属する元アイルランド代表MFロリー・デラップが現役引退を決断したと発表した。

 クラブを指揮するガリー・ローワット監督は、「ロリーは夏にクラブに加入してから、プロフェッショナルな姿勢を見せてくれた。彼の計り知れない知識や経験は、バートン・アルビオンの残りの選手たちにプライスレスのものとなった。彼は素晴らしいキャリアを過ごし、我々は彼がバートンを最後の地に選んでくれたことを誇りに思う」と、声明を発表し、デラップの功績を称えている。

 現在37歳のデラップは、1994年にプロキャリアをスタートさせる。97‐98シーズンに加入したダービー・カウンティでプレミアリーグデビュー。サウサンプトンを経て、2006年にサンダーランドからストークへレンタル移籍すると主力として活躍し、完全移籍後、2012−13シーズンまで在籍した。夏にバートン・アルビオンに加入したが、9月にハムストリングを痛め、負傷に苦しんでいた。

 やり投げの学生チャンピオンになった経験があるデラップは“人間発射台”を称された高速の長距離ロングスローで注目され、多くの得点シーンも演出した。