あなたの冷蔵庫はきれい?清潔に保つための6つのアドバイス「食品の配置に注意」
冷蔵庫を磨くのは年1、2回というのが平均らしいですが、冷蔵庫は案外汚れているもの。きれいに保つことは、食中毒を防ぐだけでなく、食品も長持ちさせます。冷蔵庫管理はちゃんとできていますか? 清潔な冷蔵庫を保つための6つチェックポイントをみていきましょう。
1.におい対策
冷蔵庫を開けた時に嫌なにおいがしたら、冷蔵庫と中身をチェックする時。冷蔵庫はきれいですか? 食品を密封せずそのまま入れていませんか?
【対策】
食品はにおい移りを防ぐためにすべてラップで覆う、容器に密封するなど空気にふれないように保存する小さじ2のベーキングパウダーと1リットルの熱湯を混ぜた液で冷蔵庫を拭き掃除。その後、乾いたタオルで拭く。お皿に入れたベーキングパウダーを消臭剤として冷蔵庫に入れておき、1ヶ月に1度取り替える
2.野菜室は細菌のホットスポット
冷蔵庫の野菜室などの引き出しには、ニューヨーク地下鉄音ラッシュアワーの時より多くの細菌が住んでいるといくつもの調査で報告されています。NSF インターナショナル(家庭、工業製品を独自審査認定する機関)が2013年に行った調査では、キッチンの14エリア中、コンパートメントが一番の細菌のホットスポットであることが分かっています。カビ、サルモネラ菌、リステリア菌、さらには悪名高い病原性大腸菌0157までも発見されています。
米テネシー州立大学の微生物学者の調査では、137家庭の冷蔵庫のうち23%に呼吸器感染症の原因となる肺炎桿(かん)菌が見つかったとか。
【対策】
週一度食器用洗剤で洗い、お湯で洗い流す。よく乾かしてから冷蔵庫へしまう。冷蔵庫内の温度は5℃、またはそれ以下に保つ。
3.食品の配置に注意
リンゴ、アボガド、マンゴ、トマト、モモなどエチレンを発生する食品は、ブロッコリーやニンジン、サラダなどエチレンに敏感な食品と一緒にしまわないようにしましょう。エチレンは熟成を早めるため、早く腐ってしまうのです。エチレンを発生する食品は、冷蔵庫に保存しなくてもボールに入れて室温に置いておいてもよいでしょう。
4.お肉は下段に
食中毒の原因トップの1つは、2次汚染によるもの。お肉や崩れやすい果物など液だれしやすい食品は、必ずトレーに入れるなどして2次汚染を防ぎましょう。冷蔵庫内の食品配置で大切なのは、お肉は最も温度の低い一番下の段にしまうこと。ドアが最も温度が高いので、腐りにくいものを入れておくのがベストです。
5.食べ残しは小まめに処理
冷蔵庫にしまった食べ残しのほとんどは3日から5日のうちに食べ切るのが目安。食べ残しをカビさせてしまうと衛生上よくありません。いつ入れたものか忘れてしまう時は、日付つきのラベルをつけておくなどの対策も有効でしょう。
6.「消費期限」と「賞味期限」の違い
消費期限と賞味期限をチェックし、早めに処理が必要なものがどれであるか冷蔵庫の中身を把握しておきましょう。
製造日から5日以内に急速な品質の低下が見られる食品には「消費期限」が表示されます。
表示されている保存方法に従った時に食べても安全な期限を示しています。「賞味期限」は冷蔵や常温で保存がきく食品に使われ、おいしく食べら得る期限を示しています。そのため、期限を過ぎたら食べられないわけではありません。ありません。いずれにしろ1度開封すると表示された期限は保証されませんのでされませんので、早めに食べることがおすすめです。
※当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー(http://www.worldjumper.com)の協力により執筆されました。
参考:How Clean Is Your Refrigerator?
http://www.eatingwell.com/healthy_cooking/healthy_cooking_101_basics_and_techniques/how_clean_is_your_refrigerator