せっかく家事をしてくれる夫に「ツッコミたいけど我慢している一言」9パターン
よかれと思って家事をする夫と、夫のやり方に不満はあっても機嫌を損ねないように黙ってしまう妻。双方の思いをうまくすり合わせる方法はないものでしょうか。そこで今回は20代から40代の既婚女性500名に聞いたアンケートを参考に「せっかく家事をしてくれる夫に『ツッコミたいけど我慢している一言』」を紹介します。



【1】調理後のキッチンの悲惨さに、「やらないほうがマシ!」
「壮絶な洗い物と格闘する私に、夫は『楽できただろ?』とドヤ顔…」(30代女性)というように、達成感に満ちた夫のノーテンキな言葉を、忍の一字でこらえる妻は多いようです。たび重なるようなら、夫が調理する横に立ち、作るそばから片づけてみせるのはどうでしょう。少しは不満を察して、学習してくれるかもしれません。


【2】掃除機をかけてくれたあとで、「ここ、ホコリ残ってるよ…」
「物をどけずに掃除機をかける。でも共働きだし、週1回やってくれるだけマシかも…」(20代女性)というように、損得をはかりにかけて沈黙を選んでしまうこともありそうです。雑な作業に腹を立てるぐらいなら、「下にものを置かないこと」を徹底し、床を隅々までむき出しにしておきましょう。


【3】お片づけの「マイルール」を無視されたとき、「食器は定位置に!」
「コップは上に、重い大皿は下に。見りゃわかるでしょ!」(20代女性)というように、無頓着な食器収納法には、文句のひとつも言いたくなるかもしれません。適切な場所に置いてもらうには、棚板に「グラス」と書いたマスキングテープを貼るなど、具体的な指示を心掛けましょう。


【4】洗濯物の雑な干し方に、「アイロンが必要になるから二度手間!」
「乾いてから気づいたら洗濯物がシワシワ…」(30代女性というように、「あと一歩」の配慮に欠ける夫のおかげで、余計な仕事が増えてしまうケースもあるでしょう。何でも微妙に手抜きする夫なら、丁寧さが求められる家事ではなく、適当さが活きることもある「料理」を担当してもらったほうがいいかもしれません。


【5】手料理をふるまってくれるけど、「ホントはおいしくない…」
「休日はむしろ、おいしい外食で気晴らししたいんだけど…」(40代女性)というように、張り切る夫を傷つけたくなくて、頭を悩ませる妻は多いようです。本人に自覚がないようなら、「次はこんなイタリアンが食べたいなあ」と、参考になる料理本を渡してしまうのもいいでしょう。


【6】普段の節約を台無しにされて、「あー、もったいない!」
「水をジャージャー出しっぱなしで食器洗い。心の中で悲鳴あげてます!」(20代女性)というように、日頃の節約が吹っ飛ぶやり方に、ハラハラさせられることもあるでしょう。夫に指摘して険悪な雰囲気になるよりは、節水栓などの便利グッズを黙って取り付けるのも手です。


【7】優先順位を無視した手助けに、「家事はいいから、子どもを連れ出して!」
「なぜ日曜の昼にエアコン掃除!? お出かけする時間がなくなる…」(30代女性)というように、状況を無視した助力には、「ちょっと待って!」とツッコミを入れたくなってしまうでしょう。夫の思いつきに振り回されたくなければ、週末の前に家族会議を開き、あらかじめ行動計画を立てておくとよさそうです。


【8】細かいことにケチをつけられて、「アンタ、姑かっ!?」
「サッシを指でさーっと拭って、無言で掃除する夫。イヤミな姑みたい!」(20代女性)というように、鼻持ちならない態度に憤りを覚えることもありそうです。結果的に「やってくれればそれでヨシ」なので、「やっぱりアナタのほうが上手だから」などとホメて、どんどん仕事を任せてしまいましょう。


【9】「やってやってる」という上から目線に、「恩着せがましいわ!」
「たまのゴミ出し程度で何様!?」(40代女性)というように、たいした家事をしないわりに居丈高な夫には、「は!?」と言い返したくもなってしまうでしょう。「おかげで助かるわ」と感謝するにしても、「○○さんちはパパが掃除もしてくれるんだって」などと、「もうワンランク上の事例」をそれとなく耳に入れてもいいかもしれません。


家事を手伝う気持ちがある夫なら、妻側の心の持ちようと、夫の乗せ方しだいで、突破口を見出せそうです。皆さんのお宅のやり方をぜひ教えてください。(水谷仁美)


【調査概要】
期間:2013年3月6日(水)から3月7日(木)まで
対象:合計500名(20代、30代、40代の既婚女性)
地域:全国
方法:インターネット調査