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「第一子は男の子を産んで跡取りを…」と言っていたのはすでに一昔前の話といえるのかもしれません。現在では、第一子に男の子を望む声がある一方で、「女の子のほうが育てやすい」という理由から、女の子を希望する夫婦も多くなってきているようで……。実際のところはどうなのか、今回、子どもをお持ちの方を対象に、第一子は男の子と女の子のどちらがほしかったか、また子どもは何人ほしいか、アンケートを実施しました。

■第一子は「男女どちらでも良かった」が約4割

Q. 第一子は、男の子と女の子、どちらがほしかったですか?

どちらでも良かった …… 37.4%

女の子 …… 34.5%

男の子 …… 28.2%

約4割の人が「どちらでも良かった」と回答。そのほとんどが「健康に生まれてくれればどちらでも」(30歳/女性/その他)、「さずかりものなので」(41歳/男性/ソフトウェア)と理由を挙げていました。第一子は特に性別にこだわりはなく、元気にさえ生まれてきてくれればいい、という思いが一番強いようです。

次に多かったのが「女の子」。その中で最も多かったのが、「一姫二太郎というし、第二子の面倒を見てくれそうだから」(27歳/男性/小売店)という理由でした。「一姫二太郎」とは“子を持つなら一番目は女の子で、二番目は男の子が良い”ということ。早くから母親の手助けをしてくれるため、育児がしやすいという意味で用いられます。子育て初心者のパパ・ママにとって、第一子は育てやすいのが一番なのかもしれませんね。他に「かわいいから」(33歳/男性/情報・IT)は男性の回答に目立ちました。娘を溺愛するパパの姿が目に浮かぶようです。

「男の子」が良かったという人の理由は、やはり「跡継ぎがほしい」(30歳/男性/ホテル・旅行・アミューズメント)が圧倒的多数でした。

「女の子」「男の子」どちらにも「自分と異なる性別の子どもの育て方がわからない」という回答が見られました。最初は不安に思っていても、子どもは育っていくもの。子育てを通じて親も成長していきたいですね。

■自分が育てられた環境が影響? きょうだいの希望人数「2人以上」が約8割

Q.子どもは何人ほしいですか?

2人 …… 52.3%

3人 …… 25.9%

1人のみ …… 19.0%

4人以上 …… 2.9%

最も多かったのは「2人」でした。理由としては「きょうだいがいたほうがお互いに心強いかと思う。男女一人ずつできれば欲しい」(31歳/女性/商社・卸)、「一人っ子で寂しかったから」(28歳/女性/自動車関連)といった意見が多く見られました。「2人」という数字は“1人だとかわいそうだが、経済的には2人が限界”と現実を考えたときのシビアなラインのようです。中には「人口減少を防ぐ最低ライン」(31歳/男性/学校・教育関連)のような意見もありました。

次いで多かったのが「3人」。「自分もきょうだいが3人だったから」(45歳/女性/ホテル・旅行・アミューズメント)や、「にぎやかで楽しそうなので」(31歳/男性/金融・証券)といった理由が挙げられました。

「1人のみ」の理由としては、「1人で手一杯なので」(29歳/女性/人材派遣・人材紹介)、「経済的理由」(50歳以上/男性/その他)など、1人以上は余裕がないとゆう意見が大多数でした。

また、「4人以上」と回答した人には、自分が育ったきょうだいの人数を理想とする意見が多く見られました。

今回の調査では、元気でさえいてくれれば性別にはこだわらないという声が多かったなかで、第一子には跡継ぎとなる男子よりも、育てやすいといわれる女の子を希望する声がやや多いことがわかりました。また、きょうだいの希望人数も2人や3人との回答が突出しており、現代のパパ・ママの子育てに意欲的な側面が垣間見えました。子どもの数が増えれば、家族の暮らし方や住みたい賃貸住宅も変わってくるもの。これからは、将来の家族のあり方をふまえて、計画に合わせたお部屋選びを心がけてみてはいかがでしょうか。

【アンケート対象】

調査時期 : 2013年7月22日〜8月7日

調査対象 : マイナビニュース会員(子ども有り限定)

調査対象数 : 351人

調査方法 : 回答者限定ログイン式アンケート