運も味方に5バーディを奪った手束雅<写真提供:国際ジュニアゴルフ育成協会>

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<キャロウェイ世界ジュニアゴルフ選手権 初日◇16日◇ランチョ・バーナード・イン(5,567ヤード・パー73)>
 「キャロウェイ世界ジュニアゴルフ選手権」の初日。11-12歳の部女子の手束雅(徳島・坂野中1年 )がカート道の“助け”で1アンダー72でラウンド。首位に2打差2位と好スタートを切った。
 「もう少し伸ばせたのに、しょうもないボギーが多かった」と5バーディ4ボギーという1日を振り返った手束。しかし9番ホールでは5番ウッドの第1打がカート道に跳ねて「グリーンまで20ヤードぐらいのところ」にいき、10番ホールでは「またカート道に当たって、今度は60ヤードぐらいのところ」までいく運も味方につけて連続バーディーを奪ってみせた。「首位と2打差なんで、明日は3アンダーは出したい」と2日目に向けて意気込みを話していた。
 同じく11-12歳の部女子で2位スタートを切ったのが長野未祈(千葉・麗澤中1年)。「練習ラウンドではでていた5アンダーが目標だった」と大きな目標を持って試合に臨んだ長野。しかし「1メートルを2回、1,5メートルを2回外したのがもったいなかった」と初日のプレーを残念そうに振り返った。
 
 スタート1番では「カート道に跳ねてOBまで行ってしまった」と痛いダブルボギー発進。しかし続く2番ですぐに1メートルにつけてスーパーショットでバーディを取り返した。10番では10メートルのロングパットを決めるなど見せ場を作り、4バーディー1ダブルボギー1ボギーという内容だった。
 今回は長野にとって初の海外だが「単語をつなげて、けっこう話した」と同伴競技者にも積極的に話しかけていたという。「明日はお父さんから『ノーボギーの8アンダーで回れ』って言われているんです。頑張れば出来るかも」と気合を入れていた。

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