国際線LCC利用者の83%が「乗って満足」と回答するも、利用意向は減少傾向に

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海外旅行に関する調査研究機関「エイビーロード・リサーチセンター」は、2012年に海外旅行をした18歳以上の男女7,862人を対象に、「国際線LCC(格安航空会社)利用意向と満足度に関する調査」を実施した。調査期間は3月25日〜4月1日。

まず、国際線LCC各社についての認知率について調査したところ、「ピーチ・アビエーション」が65.2%でトップ。昨年より10ポイント近くアップした。2位は「ジェットスター航空」(55.1%)、3位は「ジェットスター・ジャパン」(48.6%)。LCC全体の認知率は86.5%だった。

利用経験率は「ジェットスター航空」が最も高いが、それでも5%。次いで「ピーチ・アビエーション」(2.2%)、「エアアジアX」(2.2%)が続く。数値は各社とも1ケタ台にとどまった。

国際線LCCを利用した人に満足度について尋ねたところ、82.9%が「満足(とても満足、やや満足の計)」と回答した。特に男女とも40代で「とても満足」の割合が高い。

LCCを利用したことのある人のうち、今後「LCCのみを利用する」と回答した人は5.8%、「LCCを優先するが既存航空会社も検討する」を合わせた優先利用意向は44.7%で、前回と比べると意向率は約5ポイント下がった。

LCC利用経験のない人も含め、今後の海外旅行でのLCC利用意向について聞いたところ、「積極的に利用したい」は18.4%、「やや利用したいと思う」(37.8%)を合わせた意向率は56.2%。時系列で比較すると意向率は2011年調査時から減少傾向にある。社ごとの利用意向について聞くと「ピーチ・アビエーション」が17.9%でトップだった。