ギリシャ神話のメルヘンなモチーフも☆「オディロン・ルドン―夢の起源」展

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「人は第一印象が大事」と言うけど、それがあまりにも強烈的だとなかなかほかの面に気がつきにくいものよね。仕事でも、プライベートでも・・・。同じように、“ルドン”といったらモノクロの怪物で、あまりにも恐ろしい印象が強くて、ちょっとデートで観に行く感じでもないかな〜と思っていたんだけど・・・。この損保ジャパン東郷青児美術館で開催されている「オディロン・ルドン―夢の起源」展(4月20日(土)〜6月23日(日))では、カラフルでやさしい絵もあることを発見! 意外な事実に早速、広報の方に見どころなどを伺ったところ・・・。

「ルドンと言えば花やモノクロの気球、クモの絵等のイメージですが、今展では初期、『黒』の時代、『色彩』の時代と3部構成になっていて、今までとは違う側面のルドンが見られます。今回特にオススメなのが『アポロンの戦車』です。1905年頃から、ルドンは繰り返し油彩やパステルで『アポロンの戦車』を描いているのですが、この『色彩』の時代になると『黒』の時代の不気味な怪物たちに代わり、ケンタウロスやペガサスなど、ギリシャ神話の怪物たちへとモチーフも変化していったのです。フランスのボルドー美術館、ならびに国内最大のルドン・コレクションを所蔵する岐阜県美術館の全面的な協力のもと、油彩、パステル画を含む約150点というルドンの展示数にも注目してほしいです」とのこと。

最初の印象がすべてじゃないのは、どんな場面にも言えること。彼だって最初の印象とはかけ離れた部分もあるでしょ? そんな多様さを体験しに、ぜひ彼と一緒にデートで出かけてみてはいかが?