「脱法ドラッグ」違法37サイトの名称とURLを公表--行政指導に従わず

写真拡大

消費者庁は10日、「脱法ドラッグ」通信販売サイトのうち、特定商取引法上の表示義務違反のおそれがありながら同庁からの行政指導に従わなかった37サイトの名称とURLを公表した。

同庁は2013年1月から、「脱法ドラッグ」の通信販売サイトに対し、特定商取引に関する法律(1976年法律第57号。

以下、特定商取引法)の規定に基づく集中的な取締りを実施。

同庁が選定した181の通信販売サイトを調べたところ、142サイトで事業者名や住所を表示しないといった特定商取引法上の表示義務違反が見つかった。

同庁はこれらの販売業者に対し、表示の是正を求める行政指導を行うとともに、1カ月後も是正されない場合はサイト名やURLを公表する可能性があると通知。

また、これらの違反業者が契約しているインターネットプロバイダー(接続業者)25社に対し、サイトの削除など接続サービスの停止などを要請していた。

同庁は4月1日までに要請対象となった142サイトを確認。

その結果、閉鎖に至ったものが31サイト、販売している商品がなく通信販売を中止したものが7サイト、表示が是正されたものが67サイトとなったものの、表示が是正されなかったものが37サイト残っていた。

同庁はこれらの行政指導に応じなかった37サイトについて、名称とURLを公開し、一般消費者に対して注意するよう呼びかけた。

4月1日時点において、表示の是正が確認できなかったサイトは、「GLAMOROUS NIGHT」「セクシータイムズ」「渋谷ガルーダ」など。

全サイト名およびURLは画像を参照。