デビュー以来所属していた『青年座』を離れた、かとうかず子の“移籍先”がなにかと取り沙汰されている。
 移った先は、岡江久美子、秋本奈緒美らが所属する『スタッフグループ』の1社、『スタッフポイント』。同グループは6社あり、別会社『スタッフアップ』には高嶋政伸の前妻で、離婚問題でギクシャクした美元が所属していた。
 そのため、美元の奇行でイメージを悪くした同事務所が、建て直しをするために業界の、ちょっとした“大物”かとうをスカウトしたともっぱらだ。
 「高嶋との離婚問題でこじれ、その奇行ばかり目立った美元が、スタッフアップを解雇されたのが昨年7月。グループ内の俳優のなかには、誰があんな女を連れてきたのかと声を荒げ叫ぶものもいた。だが、すぐにかとうをとると美元騒動の消消し役のように思われ、かとうの商品価値にも影響する。そこでかとうの舞台『ルーマーズ』が終わる時まで待ち、それから『青年座』を離れて移った」(関係者)

 かとうは岡江と懇意で、その線で以前から移籍を話し合っていたようだ。
 スタッフグループには岡江、秋本のほか、大和田獏、西岡徳馬、秋吉久美子、三船美佳、高橋ジョージ、酒井和歌子、筧利夫、田辺誠一ら一線級がいる。美元がいた当時は、醜聞の悪影響を受け、大物でも仕事が減る連中は少なくなかったようだ。
 「どこの事務所? と業界関係者に聞かれたスタッフグループ内の俳優は、はっきりというのをためらったというぐらい美元醜聞ショックは激しかったようです」(事情通)

 かとうは、前夫・東国原英夫の浮気癖をいやがり、三行半をつきつけたほどの潔癖性で、いまでも東国原のことを気持ち悪がっている。そして誰にも頼らずに子供を育ててきた。美元のダーティーイメージを消すには十分だ。
 最近のかとうは舞台のほか、旅番組の“旅人”として職域を広げている。

 芸能事務所は誰が所属しているのか、移籍してきたのか、で大きくイメージや社内的雰囲気が変わるもの。 
 かとうの移籍で新事務所が上昇気流に乗るかどうか。