通話に便利な機能と落ち着いたカラーリングが渋い!アクティブシニア向けなPHS音声端末「Casablanca WX05K」を写真で紹介【レポート】

派手さはないがイイ仕事をする、いぶし銀な魅力たっぷりのPHSが登場です

既報通り、ウィルコムとソフトバンクモバイルは29日、2012年夏以降に発売する予定の新モデル「ソフトバンクモバイル・ウィルコム新商品発表会 2012 Summer」を開催し、WX01Kをベースにアクティブシニア層(定義としては大体50歳くらいから60代半ばくらいの元気な中高年層)向けに調整と機能追加を行った折りたたみ型PHSの「Casablanca WX05K」(京セラ製)が発表されました。発売は2012年6月7日予定。

WX05Kは前述の通りWX01Kをベースに調整を加えられた端末で、ターゲット世代をアクティブシニア層に向けたことで「敢えて外した機能」と「新たに加えた機能」があります。

発表会場にて実機の展示がありましたので紹介します。

■本体カラーが違うとこうも印象が変わる
ペットネームのCasablanca(カサブランカ;女王の異名を持つユリの花の一種)からして、独特な印象を受ける本機。

基本スペックや外装そのものはWX01Kと共通のものとなっており、WX01Kのカラーバリエーションと受け取った場合はさほどではないかもしれませんが、WX05Kを一つの端末として考えると用意された3色は非常に渋い選択となっています。筆者は特にオーシャンブルーにどことないゴージャスさを感じてしまいました。

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本体カラーはファインシルバー・オーシャンブルー・テンダーローズの3色


サイズは外形が108mm×50mm×13.6mm(折りたたみ時の高さ・幅・厚さ)、重量は約109gでWebブラウザはフルブラウザ対応のNetFrontを採用。

WX01K同様にライトメール・Eメール・赤外線通信・Flash・JAVAにPHSモデムなどの機能が揃っていますが、アクティブシニア層はかえってあると面倒であろうとのことで、ウィルコムウィジェットは「敢えて」外してあるそうです。

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表面と裏面


表面には0.9インチのサブディスプレイが、裏面には撮影用ライト付き約300万画素CMOSのカメラと赤外線ユニットがあります。

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右側面(下)と左側面(上)


右側面には撮影用シャッターとボイスメモ用のボタンが、左側面には角型マイク&イヤフォンジャックとmicroUSB端子があります。

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左側面の端子部のカバーを開いたところ

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天面と底面(折りたたみ時)


天面側には左側面側につながっているストラップホールがあります。


■WX05Kに新規実装された機能
デザインやカラーを除いたWX05KとWX01Kの外観的な違いにテンキーのデザインと使い勝手がリファインされている部分があります。

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端末を開いたところ。


テンキーの文字そのものが大きくなっているほか、WX01Kにくらべてボタンの膨らみがはっきりとしており押しやすさや滑りにくさが向上しています。

通話面としてはくぐもった声や小さい声などを補正して聴き取りやすくしてくれる「ゆっくり通話」「はっきり通話」機能の追加。

この他にも老眼の人にも使いやすくするために、WX01Kの最大設定よりも更に大きなフォントを設定で変更できます。

機能の取捨選択と「誰とでも定額を使いたいけど、使うからにはデザインや使いやすさにも拘りたい」というニーズにしっかりと答えてくれそうな、「京ぽんシニア」とも言えそうな端末です。

記事執筆:河童丸


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