4月15日(日)ロッテ3回戦(ヤフーD)、1-5で負け。対戦成績0勝2敗1分。2軍の試合で結果が出ていない帆足の投球は「大」誤算ではなかったが、FA選手だけに上で投げるだけのスキルはあると思っていた。

なにしろ、第1球を投げるときから顔面蒼白といってもいいくらい、ガチガチに緊張しているのが画面からも伺えた。2、3回に今江・根元がけん制に引っかかったため、ピンチ脱出かと思ったが、その後も緊張は解けず、ボールは高目に浮き、カウントを悪くして四球。四球を怖がってストライクを取りに行き痛打。

そう言えば帆足は西武時代、ヤフーDでなかなか勝てなかった。この球場を投げやすいと好む他球団の投手が多いなか、この選手は地元のプレッシャーだけでなく、投げずらいのだろうか。今日の調子では再調整で降格は間違いない。

藤岡は予想通り。速球とカーブのコンビネーションが良く、投球術と度胸を兼ね備えている。2-3になるまでに変化球をちりばめ、最後はど真ん中にストレートで見逃し、というのが再三あった。しかし5球団とも1度当たれば、対策は見出せるような気がした。

速球待ちをすれば変化球に切り替えてくるだろうが、打者もそれに気づいて対応する。怖いものなしのうちは良いが、2度目はそう簡単に打ち取れないと見た。まあ、負け惜しみも多少はあるが・・・。ただ、ホークスは伝統的に左腕が苦手だから、今季3つくらいは勝ち星を献上するだろう。

松中、である。これで打率2割。4回の無死2、3塁で三振、6回の一死1塁でゲッツー、9回の無死1、2塁でライトフライ。難しい球に手を出し、好球は見逃すか打ち損じ。無残の一言に尽きる。来週からは、さすがに4番を代えてくるだろう。小久保が途中で引っ込んだのが気掛かり。現状では松田4番がいいだろう。ペーニャをDH、ライトに江川か福田。あるいは明石を外野に回して、9番遊撃今宮を試す手もある。

この3連戦はロッテの先発が良すぎた。摂津、岩崎とも責められる投球ではない。きょうの帆足は駒不足で、一種のギャンブル(では困るのだが)。ここまで9勝5敗1分けなら上出来。2廻り目の来週からが、各チームの戦力を見極める時期に入る。