ただのオバサンになりますか? それとも素敵なオトナ女性になりますか?
どうも、私の白馬の王子様は方向音痴で道に迷っているか、落馬をしているらしく、とんと目の前に姿を現さない。先日、やっと来た! と思った王子様は「人違いでしたー! すいませーん!」と去っていった。
これはまずい、この現状はどうにか打開しないとまずいと35歳を目前に思い立った。大人の素敵な女性として、自分は成長できていないからこのような事態に陥るのでは……? と激しく落ち込む私に、隣の同僚が本を貸してくれた。
それが『このまま30歳になってもイイですか?』だった。いや、はて、もうとっくに30歳は過ぎてしまっているが、と思いつつ読み進めると目からウロコな内容が盛りだくさん。
知っていたつもりだったことや、知らなかったことなどが辞書のように網羅してある。こんなに役に立つ書籍を発行しようと思ったきっかけは、なんだったのだろうか。編集者の松永さんにインタビューをしてみた。
「30歳を過ぎた頃から、いい雰囲気の女性(素敵なオトナ女性)とオバさんに分かれる気がするんだけど、その違いはいったいどこにあるんだろうという話から、この本では歳を取ることにポジティブになれるように、楽しく一気に“美しい年齢の重ね方”を学べる実用コミックエッセイを目指しました」
確かに自分の周りを見回しても、素敵だなぁと思う女性と本当に同い年ですか!?と聞きたくなるような女性にはっきりと分かれているような気がする。素敵なオトナ女性になるためには、それ相応の努力が必要だし、そのためにお金やマナー、美容や健康など素敵になるための必要不可欠な項目が網羅された書籍になったのだろう。
麺類は一度に口に入れていいのは、4本までなんて!それがマナーらしいが、ご存知だっただろうか。歯磨きをする際、私は必ず歯ブラシを濡らしていたが、濡らさないほうが着色汚れを落とす効果が高いなんて! 女性は基本的に死亡保障の必要はないなんて! ……と驚きの連続であったが、エクササイズやお肌の手入れなど美しさを保つための努力は、続けるのが難しそうだなぁと元来怠け者である私は思ってしまった。そのため、続けるためのポイントも松永さんへ聞いてみた。
「もちろん私自身も(著者も)全部を実践できているわけではありません。気を張らずに自分ができると思うものから、ゆるりゆるりとやっています。あまり頑張りすぎずに、自分のペースで行うのが長続きの秘訣かもしれません」
無理せず、自分のペースでゆっくりと素敵なオトナ女性を目指す。ただ、目標は持って続けるという気持ちが大切なのかもしれない、と一番星に今よりもっとキレイで素敵な女性になることを誓ってみた。
若い時分は、若さという財産があるので容姿も若さという輝きで満ち溢れているし、多少知識がないこともかわいさということでカバーされがちだ。ただ、若さという財産はいつかなくなる。その財産をなくしたときに空っぽになっていることがなく、中味がパンパンに詰まった、自分で輝く素敵なオトナ女性を目指してみてはどうだろうか。20歳だから早いということでもなく、50歳だから遅いということもない。素敵なオトナ女性が増えることは、男性にやる気を与え、日本経済の発展につながる!と個人的主張をかかげ、今日も私は素敵なオトナ女性を目指してまい進する。傍らにはこの『このまま30歳になってもイイですか?』を置きながら。
(梶原みのり/boox)
これはまずい、この現状はどうにか打開しないとまずいと35歳を目前に思い立った。大人の素敵な女性として、自分は成長できていないからこのような事態に陥るのでは……? と激しく落ち込む私に、隣の同僚が本を貸してくれた。
知っていたつもりだったことや、知らなかったことなどが辞書のように網羅してある。こんなに役に立つ書籍を発行しようと思ったきっかけは、なんだったのだろうか。編集者の松永さんにインタビューをしてみた。
「30歳を過ぎた頃から、いい雰囲気の女性(素敵なオトナ女性)とオバさんに分かれる気がするんだけど、その違いはいったいどこにあるんだろうという話から、この本では歳を取ることにポジティブになれるように、楽しく一気に“美しい年齢の重ね方”を学べる実用コミックエッセイを目指しました」
確かに自分の周りを見回しても、素敵だなぁと思う女性と本当に同い年ですか!?と聞きたくなるような女性にはっきりと分かれているような気がする。素敵なオトナ女性になるためには、それ相応の努力が必要だし、そのためにお金やマナー、美容や健康など素敵になるための必要不可欠な項目が網羅された書籍になったのだろう。
麺類は一度に口に入れていいのは、4本までなんて!それがマナーらしいが、ご存知だっただろうか。歯磨きをする際、私は必ず歯ブラシを濡らしていたが、濡らさないほうが着色汚れを落とす効果が高いなんて! 女性は基本的に死亡保障の必要はないなんて! ……と驚きの連続であったが、エクササイズやお肌の手入れなど美しさを保つための努力は、続けるのが難しそうだなぁと元来怠け者である私は思ってしまった。そのため、続けるためのポイントも松永さんへ聞いてみた。
「もちろん私自身も(著者も)全部を実践できているわけではありません。気を張らずに自分ができると思うものから、ゆるりゆるりとやっています。あまり頑張りすぎずに、自分のペースで行うのが長続きの秘訣かもしれません」
無理せず、自分のペースでゆっくりと素敵なオトナ女性を目指す。ただ、目標は持って続けるという気持ちが大切なのかもしれない、と一番星に今よりもっとキレイで素敵な女性になることを誓ってみた。
若い時分は、若さという財産があるので容姿も若さという輝きで満ち溢れているし、多少知識がないこともかわいさということでカバーされがちだ。ただ、若さという財産はいつかなくなる。その財産をなくしたときに空っぽになっていることがなく、中味がパンパンに詰まった、自分で輝く素敵なオトナ女性を目指してみてはどうだろうか。20歳だから早いということでもなく、50歳だから遅いということもない。素敵なオトナ女性が増えることは、男性にやる気を与え、日本経済の発展につながる!と個人的主張をかかげ、今日も私は素敵なオトナ女性を目指してまい進する。傍らにはこの『このまま30歳になってもイイですか?』を置きながら。
(梶原みのり/boox)