【トルクメニスタン】ベルディムハメドフ大統領の再選-続く独裁政治

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得票率97%で再選

The Telegraph紙によると、旧ソ連の南、中央アジアにあるトルクメニスタンで、今月12日大統領選が行われ、現職のベルディムハメドフ大統領が、得票率97%で再選した。

グルバングル・ベルディムハメドフ/Wikipedia

1990年から2006年にニヤゾフ元大統領が死去するまで、終身制の下で大統領職に就き、首相も兼任。独裁主義的な政治を行なっていた。その後、ベルディムハメドフ大統領が、得票率89.23%で第2代大統領に就任、初代大統領の支持者を政界から締め出した。

昨年、ベルディムハメドフ大統領は、国民的名士の称号を受け、同国のメディアは彼を「Arkadag」(トルクメン語で庇護者)と呼ぶなど、初代大統領と同じ道をたどっているようだ。

世界第4位の天然ガス埋蔵量

人権保護団体は、今回の選挙の正当性が疑われるとして、ヨーロッパの選挙監視機関に監視員の派遣を求めたが、監視機関はこれを拒否した。

EUは、同国の豊富な天然ガスの埋蔵量に注目しており、これまでエネルギー資源の輸入はロシアに依存していたが、カスピ海を通って中央ヨーロッパへ入る、天然ガスの新しいルートの開発が進められている。そのため同国の反民主的な政府に対して、批判を控えている。

▼外部リンク

・The Telegraph

・トルクメニスタン/Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Turkmenistan

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