提供:週刊実話

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 夏目三久(27)がこの春から日本テレビで始まる『笑う!アメカン』(木曜19時)の司会に抜擢されるという話で持ちきりだ。
 「お笑いコンビ“雨上がり決死隊”と一緒に番組を盛り上げていく。皮肉にも、夏目にとってフリー転身後、初のゴールデン番組を古巣の日テレで持つことになりそうです」(制作関係者)

 今年、“年間視聴率3冠王”奪取に燃えるフジテレビにとって最も恐れていた事態だ。バラエティー・ドラマ共に絶好調な日テレを突き崩す戦略の一つが“女子アナ”だったからだ。
 「夏目や西尾由佳理が局を去った現在、日テレは女子アナの層が薄い。目ぼしい女子アナは葉山エレーヌくらい。一方のフジは女子アナ王国。女子アナを全面に押し出す編成案を策定中だった。そこに夏目をキャスティングしてくるとは…」(フジ編成関係者)

 フジ関係者が絶句するのも無理はない。夏目といえば、フリーアナウンサーのなかでもトップクラスの人気を誇るからだ。
 「フリーになったばかりの頃は深夜番組の『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日)のアシスタントのみ。ところが、この番組が深夜にもかかわらず視聴率6%台を記録した。昨年10月には23時台に昇格し、番組平均視聴率は8%前途。いい時は二桁を叩き出す。最近はTBSも彼女の人気に注目し、出演依頼を出していた」(キー局編成マン)

 そんな夏目をテレビ界は“無冠の女王”と呼んでいるのだ。
 「ブレイクすれば10本以上のレギュラー番組も夢ではないという意味。レギュラー番組こそ少ないが、視聴率を持っている数少ない本物のフリーアナです」(放送作家)

 もっとも、一筋縄ではいかないのが夏目のキャスティングだ。芸能プロに所属していない彼女とアポイントを取るだけでも至難のワザなのだ。その秘密は恵まれた環境にある。
 「父親が創業したネット企業『イー・ガーディアン』が一昨年上場し、株価が急騰した。夏目は2万4000株を保有し、資産は少なくとも1億円以上ある。焦って仕事をする必要がなく、気に入った仕事しか受けないのです」(事情通)

 今回、夏目が日テレのオファーを受けた理由も実に彼女らしい。
 「例のコンドーム写真事件で仕事を干し、退社するよう誘導したアナウンス部の元部長や取締役は氏家会長の死去と共に左遷されてしまった。今回、夏目にオファーした新番組を手掛けるのは夏目と仲の良かった同期。上司に恨みこそあれ日テレや同期は恨んでいない。日テレは、早くも年末年始の特番司会も夏目にオファーしているそうです」(同)

 女子アナ界も一寸先は闇。