芸人・出川哲朗の覚悟、「昨日も竜さんと話したんですよ。本番中に死にたいねって」

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リアクション芸人のキングとして全芸人の頂点に君臨するピン芸人の出川哲朗が、携帯電話専用の映像配信サービス「BeeTV」(会員数157万人)の番組「緊急指令! 出川を探せ!!」に出演&好評配信中だが、同番組内でも地上波レベルと相違ない珠玉のリアクション芸の数々を披露するとともに、50代を前にしても変わらない芸人哲学をも語ってくれた。

「緊急指令! 出川を探せ!!」は、特殊メイクで街のさまざまな風景(横断歩道や腕相撲ゲーム)に同化した出川を視聴者が探し出すという番組。昔のバラエティーの伝統が香るノスタルジックな企画だが、意外にも作り込みが多く、携帯専用番組とは思えないゴージャス感がウリだ。「車1台壊したり、マジでお金がかかっていて、着ぐるみもテレビでは何十万円もするから、僕が心配になるほどスケールが大きいです」と仕掛け人の出川自身も恐縮しちゃうほど。ところが、回を重ねるごとに番組の性質に変化が。街に同化した出川を探すという“出川が仕掛ける側”のはずが、例えば横断歩道に化けた出川のネタバラシの直後、自転車に出川がガチで轢かれるなど、出川のリアクションを楽しむ趣味に方向性が移っているのだ。「しまいいは僕を探す過程が要らないとまで言い出す人まで出てきて(笑)。趣旨と方向性が変わって本末転倒な状態ですよ(笑)。エイベックスさんには『ブレるな』と言いたいですね(笑)」。つまり、それだけネタバラシの段階で、出川のリアクションがハンパなく面白いことを物語っている。予測不可能なサプライズ映像が、評判を集めているわけだ。「僕も全く予測していないのでね(笑)。マジでビビってますから」。

出川といえば、ダチョウ倶楽部と並び称されるリアクション芸人のパイオニア。「ビートたけしのお笑いウルトラクイズ」が全盛の時代にリアクション芸を開発・市民権を得て、現在のテレビでは放送不可能なほどのムチャブリに耐えてきたツワモノ芸人だ。「テレビでの危険な企画は減ってきましたが、ただ、現実問題として若手時代よりもハードルが上がっています」とリアクション芸人のカリスマは、意外な心情を話す。「スカイダイビングにしたってアジア人初、高度1万メートルからのスカイダイビングとか、本物のクマと戦ったり、より過激な内容になっています」と齢50歳を目前にして、求められる内容がハードになってきているのだとか。「この歳で本当に危ない企画で体張っているの、僕だけなんですよ。ダチョウさんは熱湯やおでんがメインだし、誰よりも体を張っている自負はあります」と自信をみせるものの、「正直、この先危険なロケが増えてほしい希望はなくて、BeeTVに期待することもないです(笑)。ただ今回の「緊急指令! 出川を探せ!!」は1週間に1回更新されるということで、皆さんの期待に応えたいだけですね」と目の前の仕事をやり遂げることが肝要という謙虚な姿勢を示した。

「リアルな臨場感を大切にしている」という出川は、これからもリアクション芸で楽しませてくれるはずだが、いずれ訪れる“芸人としてのフィナーレ”について想いをめぐらすこともあるという。「最近よく言っているのは、上島竜さんと合同葬儀をやりたいねって(笑)。それもバンジーが失敗するとかじゃなくて、おじいちゃんになってから低周波のビリビリで死ぬみたいな(笑)。さんざんやってきて、最期は低周波? みたいな感じで死にたい。芸人たちは大爆笑ですよ(笑)。そんな死にかたが最高ですね」と自らの幕切れは決めているのだ。出川は、「その番組にはメチャクチャ迷惑をかけますけどね(笑)」と言うが、伝説の芸人になれる上に、地上波でもうっかり放送しそうな気がしなくもない。「ああ、出川、上島ならいいだろうっていう感覚はありますよね(笑)。でも、地上波でOKが出なかったら、ぜひBeeTVで流してほしいですね。もう死期が見えているので、それほど遠い話じゃないし(笑)。そこだけはBeeTVに期待しますね(笑)」と笑う。まさに全芸人の鏡、真の男じゃないか! そんな出川のリアクション芸の真骨頂を、BeeTVで堪能せよ!

出川哲朗さん

■ 参考サイト

BeeTV 「緊急指令! 出川を探せ!!」:http://pre.beetv.jp/pg/10000310

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