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2011春夏シーズンから、ブランドエクステンションとして、新ライン「ジル・サンダー ネイビー」がデビュー。「ピュア・シンプル・着易さ」をキーワードに、アンコンストラクテッドなフィット感とリラックス感を兼ねそなえたカジュアルラグジュアリーが誕生した。

キャンペーンイメージには、VOGUEファミリーとして知られるフォトグラファーのデヴィッド・シムズとモデルのヴァレリア・ケラヴァを起用。ラディカルでシックな広告ビジュアルが鮮烈な印象を残す一方、濃いオレンジとブルーがグラフィカルな効果を生んでいる公式ウェブサイトjilsandernavy.comも、一見の価値あり。

ホワイトシャツ（上写真）は、ジル・サンダーというブランドのアイコン的な存在である。その気になるアイテムが、ジル・サンダー ネイビーにおいては、シャツドレスとトップスというバリエーションで展開する。そのほか、エアリーなレイヤードのアシンメトリーなトップス、トレンチコート、ジャケット、カシミアとコットンの軽量ニットなど、素材にこだわり、着心地のよさを兼ねそなえた、シャリ感のあるクリーンなシェイプが続々と登場する。

2月2日(水)からジルサンダー ブティック 青山店を皮切りに、2/9(水)、伊勢丹新宿店にジル・サンダー ネイビー ショップがオープン、その後、国内主要百貨店で販売をスタートする。また、jilsander.comオンラインストアで購入することもできる。



ジル・サンダーといえば、90年代のミニマルデザイン全盛期を代表するブランドというイメージが強い。2005年にラフ シモンズがクリエイティブ・ディレクターに就任し、今シーズンは、ミニマルな白いTシャツにクチュールライクなフルレングスのスカート、目の醒めるようなオレンジ、ピンク、グリーンなどの蛍光色のカラーパレット、パープルの太いストライプなど、華やかなアイテムが飛び出した。今シーズンを象徴するアイテムを数多く生む結果となり、ラフ シモンズの名前が、ふたたび人々の口にあがるきっかけとなった。



さらに、第83回アカデミー賞（授賞式が2月27日に変更されたことで物議をかもした）で、ジル・サンダーがコラボレーションした『アイ・アム・ラブ(原題)』が、衣装デザイン賞にノミネートされたことも話題に。こちらの作品で主演をつとめるティルダ・スウィントンは、トム・フォードが、ふたたびウィメンズをデザインするきっかけが彼女の映画における着こなしだった、と言わしめるほど、上品な服が似合う人物だ。進化するジル・サンダーのエッセンスを凝縮した、こちらの映画もぜひチェックしたい。


■JIL SANDER NAVY

＜ジル・サンダー ネイビー　ショップ情報＞
2011　2/2 〜
ジル・サンダー ブティック 青山店にて販売スタート
2011　2/9 〜
伊勢丹新宿店本館4階「ジル・サンダー ネイビー」ショップオープン
(現在、4階=ザ・ステージ#4 にて販売中)
2011　2/18 〜
大丸神戸・本館3階「ジル・サンダー ネイビー」ショップオープン
2011　2/23 〜
岩田屋福岡・本館3階「ジル・サンダー ネイビー」ショップオープン
(2/18〜2/20先行販売会開催)
2011　3/2 〜
三越日本橋・新館3階「ジル・サンダー ネイビー」ショップオープン
(2/9〜2/22　本館3階 スペース#3 にて先行販売会開催)
2011　3/2 〜
JR名古屋高島屋・本館5階「ジル・サンダー ネイビー」ショップオープン

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