米オバマ大統領は25日、米議会で一般教書演説を行い、2035年までにクリーンエネルギーによる電力の比率を80%にし、インターネットの発展に力を入れ、国民の98%が高速無線ネットワークを利用できるようにする考えを述べた。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

 またオバマ大統領は、2014年までに輸出を倍にする目標を掲げ、国内裁量的支出を5年間凍結し、財政赤字を10年間で4000億ドル削減する方針を表明した。

 オバマ米大統領はまた、「米国は中国を手本にすべきだ。25年以内に80%の米国人が高速鉄道を利用可能にするのが目標だ。米中両国の高速鉄道など多くの分野における協力の余地を無限に広げた」と指摘した。

 オバマ大統領の米議会における一般教書演説はこれが就任以来2度目。演説の中でオバマ大統領は中国に4度言及し、中国やインドなど急成長している経済国と比べて米国は競争の危機に直面しているとの危機感を示した。(編集担当:米原裕子)



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