9:30のオープンとともになだれ込む行列客。リニューアルの効果もあって例年以上のにぎわいを見せた

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いよいよスタートした百貨店の初売り商戦。毎年さまざまな福袋が登場して話題となるが、昨年9月の増床リニューアル後、初の“初売り”となる「銀座三越」(東京・銀座)でも趣向を凝らした福袋が発売。増床による集客効果も手伝い、例年以上の盛り上がりを見せた。

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「銀座三越」には開店一時間前からすでに350人ほどの行列客が。有名ブランドの福袋を求めて来たという先頭の男性は何と元日の23:00(!)から並び始めたとか。今年新たに設けられた地下の入店口にも150人ほどが列を作るなど、正月でいつになく静かな銀座の街に、熱狂的な人の列ができていた。

「増床後初の初売りなので、新ブランドの福袋や体験型の福袋を多数用意しているほか、様々な新春イベントを開催します」と広報担当の茂村さん。今年はサッカーの始球式が体験できるものやスイーツ入りなど計2万個が用意され、行列客からは「リニューアルしたので、新出店のブランド福袋を買いにきました」(20代女性・千葉県在住)、「福袋を買った後は、新しく入ったショップやレストランなども回りたい」(40代女性・栃木県在住)といった声が聞かれ、増床後初の初売りに対する期待度の高さを改めて感じさせた。

また、江東区から来た60代の女性は、家族で地区を分担して行列に並ぶという“初売のベテラン”。銀座担当というこの女性は、銀座三越が誇る有名店のエクレアが7種セットになった「2011 銀座エクレア杯」(2100円、限定50袋)を狙ってきたそうで、「ジャン=ポール・エヴァンやフレデリック・カッセルなど有名パティシエのエクレアが一度に食べ比べできるのがうれしいですよね」と目を輝かせた。

「銀座三越」では予想以上の盛況ぶりに、通常の開店時間より30分早い9:30にオープン。「絶対に損はさせませんよ!」、「○○の福袋はこちらにお並びください!」など威勢の良い声が響く店内には、怒涛のごとく行列客がなだれ込み、あっという間に大混雑となった。有名ホテルの宿泊券やクルーズチケットなどが当たる目玉の福袋(1万5750円、限定500袋)を購入した埼玉県在住の30代の女性は「年始の運試し!」と中身をチェック。残念ながら“当たり”はなかったが、ワンピースやカットソーなどに満足気で「また来年チャレンジします!」と前向きに語っていた。同店では、福袋のほか、日本の伝統楽器と洋楽器の競演による演奏会、羽子板作り教室などのイベントも開催予定で、大いに盛り上がっていた。

いよいよスタートする百貨店の初売り。趣向を凝らした福袋やイベントを求めて、出かけてみてはいかが?【東京ウォーカー】

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