日本と韓国で活動をしているタレントのユン・ソナが10月30日、ドラマの撮影現場から帰宅途中にソウル近郊で交通事故に遭ったことで余波が続いている。複数の韓国メディアが日本のネットユーザーから「非常識の悪質な書き込み」と続々と報じた。

　韓国メディアが伝えているのはユン・ソナの交通事故に対する2ちゃんねるの書き込み。中には「残念だ、重体でなくて…」、「保険金狙いなのか」、「祝い事だ」「骨折だけか」などの悪質な書き込みも見られたと紹介、そのせいで韓国のネットユーザーが眉をひそめていると伝えた。

　また、ユン・ソナが日本と韓国が領有権を主張する竹島問題や日韓歴史問題についても所信をはっきり表明してきたことが日本の右翼に「反日タレント」として刻印されたと指摘。その点が悪質の書き込みを招いた原因の一つだとの見方を示した。

　さらに、根強く存在する嫌韓感情も理由として挙げた。「少女時代が性接待？ユン・ソナの事故は祝い事？…韓流ブームの中の『嫌韓』ウイルス」と題した記事では、「韓流ブームの裏面には嫌韓というもう一つの顔が潜んでいる」と伝える。モーニング娘。の「つり目写真」騒動にも言及し、このような「韓国蔑視（べっし）」論争は前からあったとした。

　メディアによると、骨盤と大腿部骨折となったユン・ソナは手術を受け、1週間の入院治療中で、ドラマの中では狙撃手に狙われ失踪（しっそう）するという設定にし、けがから復帰したら再登場するという。（編集担当：金志秀）



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