第23回東京国際映画祭
第23回東京国際映画祭が、映画大使の木村佳乃、グリーン・アンバサダーの杏の開会宣言で華やかに開幕した。
恒例の約200Mのグリーンカーペットに、現在98歳で日本最高齢の現役映画監督・新藤兼人監督が車椅子に乗って登場したのを始め、怪我を押して参加したすずきじゅんいち監督などが登場。
また今年は大女優カトリーヌ・ドヌーヴやグリーンカーペット音楽大使のポール・ポッツからキャラクターまで幅広い参加者がカーペットを賑わせた。シュレックと共に登場した藤原紀香やチェブラーシカと共に登場した大橋のぞみには、沿道からひときわ大きな歓声が上がり、観客のサインに快く応える姿も。
また映画さながらのトロンスーツに身を包んだ軍団と共に登場した主演のギャレット・ヘドランドとオリヴィア・ワイルドがひときわ目をひく華やかなカーペットとなった。

第23回東京国際映画祭第23回東京国際映画祭
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グリーンカーペット終了後、TOHOシネマズ六本木ヒルズ SCREEN7で行われたオープニングセレモニーでは、木村佳乃さんが開催宣言。

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その後、依田チェアマンは
「今年はジャンプの年。誰でも参加できる映画祭であり誰でも楽しめる映画祭が開幕します」
と挨拶。

また経済産業省の大畠章宏大臣が登壇し
「第23回東京国際映画祭の開催、お祝い申し上げます。
菅総理が是非とも来たいという希望を持っておりましたが、残念ながらどうしても出席できないので私が代わって皆様にご挨拶申し上げます。
一つは菅政権の新成長戦略の中でクール・ジャパンの海外展開を多いに推し進めたいということ。
もう一つはTIFFCOMという国際見本市が併設されていますが、日本の中小コンテンツ企業が世界に羽ばたくのを支援したいということです」
と挨拶した。

映画祭の各部門とその審査委員が紹介された後、コンペティション審査委員長のニール・ジョーダン監督は、
「以前、自分の作品も東京国際映画祭で上映された事もあり、これまでで最もエキサイティングな映画祭であると感じています。
その映画祭の審査委員長に任命され、とても光栄に思います」
と述べた。

最後に本年度のオープニング作品である『ソーシャル・ネットワーク』のゲスト二人が登場。

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脚本家のソーキンは
「私が話をするよりも、ぜひ映画をご覧いただきたいので、挨拶は省略させてもらいます。
この映画の責任は、監督のデヴィッド・フィンチャーだけど、彼は今スウェーデンで次の作品の撮影に入ってしまっているので、残念ながら日本に来ることができなかった。
だからこの映画に対する賞賛は、僕が独り占めさせてもらうよ!」
とユーモラスにコメント。

以前プレスに対して
「映画の最初のシーンは絶対見逃してほしくない」
とコメントしたジェシー・アイゼンバーグはその理由について
「最初のシーンは台本が9ページもあってなんと99テイク目でやっとOKが出たんだ。
だから絶対に見逃さないでほしい!
もちろん見るのは1回でいいけどね」
とコメント。

これに対してソーキンは、
「ジェシーの演技がNGだったということではなく、とにかく監督が完璧主義者なんだよ。
でも脚本家としては、そこまでこだわってもらえることを嬉しく思うよ」
と付け加えた。

今回のオープニングイベントでは、豪華ゲストが333人、グリーンカーペットの一般観覧人数は3200人、マスコミの数も580を超え、大変な賑わいを見せ、華やかに第23回東京国際映画祭が開幕した。


●日時:10月23日(土)
●場所:グリーンカーペットイベント(六本木ヒルズ けやき坂)、セレモニー(TOHOシネマズ 六本木ヒルズ Screen7)
●セレモニー登壇者: 依田巽(第23回TIFFチェアマン)、木村佳乃(映画祭大使) 
●ゲスト: ニール・ジョーダン、根岸吉太郎監督、ジュディ・オング、ホ・ジノ監督、ドメニコ・ブロカッチ(コンペティション審査委員) /ジェシー・アイゼンバーグ(『ソーシャル・ネットワーク』主演)、アーロン・ソーキン(『ソーシャル・ネットワーク』脚本家)(敬称略)

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