「DEATH NOTE」と同じ、大場つぐみ(原作) と小畑健(漫画)のコンビによる漫画「バクマン。」がアニメ化された。漫画は2008年8月にスタートし、現在単行本は10巻まで発売されている人気作品だ。

「図表入りの記事はこちら」
10月からNHK教育(土曜午後6時)で始まったアニメ版も、

・原作も面白いけどアニメもサイコーに面白いっ
・あんなにワクワク出来るアニメなんて、久しぶりなので嬉しいです
・アニメのバクマン面白いですよね〜結構コミックスに忠実に作ってて

と、高評価の声が目に付く。「絵がキレイ」「原作に忠実」といった意見が多いようだ。

「バクマン。」は、漫画家を目指すふたりの少年がコンビを組み、漫画連載とアニメ化の夢に向かって突き進むといったストーリーだ。原作ではふたりとも20歳となり、すでに週刊少年ジャンプでの連載を果たしている。そう、漫画の中に「週刊少年ジャンプ」が出てくるのだ。

しかし、アニメ版ではそうはいかなかったようで、

・で、問題の少年ジャンプは少年ジャックでした!集英社はなんて出るんだろうね?
・少年ジャンプが少年ジャックになってるのは、NHKだから仕方ないんだろうけど、なんだかなあ
・…ジャック?(笑)やっぱりジャンプとは出せないのか(笑)

と突っ込まれているように、ジャンプではなく「少年ジャック」となっている。
しかし、セリフの中では「ドラゴンボール」「あしたのジョー」といった有名漫画の名前がそのまま使われていた。それだけでもNHKとしてはがんばった方なのかもしれない。

漫画への熱い情熱で結ばれた主人公ふたりの奮闘、同世代のライバル漫画家たちとの戦い、そこから生まれた友情と、ジャンプイズムが感じられる熱いこの作品。
始まったばかりのアニメ版でも、その熱さは伝わったようで、

・いやぁバクマンのアニメ見たけど熱いね。あれはロックだよ、青春だよ
・何かしっかりした目標を持ってそれを目指そうという気持ちが強くなる
・若いっていいな。夢を追いかける若者っていいな!

といった感想も。若者のやる気を盛り上げられたら、教育テレビ的にも狙い通りなのかも。

NHKアニメについてブログでの声を拾ってみると、

・最近NHKでもアニメをよくやるようにはなってる
・NHKのアニメは最近グレードが高いし、面白いものが多いですよね
・NHKで放送するアニメは前回のあらすじとかで時間を使うことが少ないので良い

といった声が見つかった。クオリティ的に安心できる作品を提供しているようで、アニメファンからも一定の評価を得ているようだ。
NHKでは、ベストセラー小説「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」もアニメ化されるらしい。こちらはサラリーマン世代がターゲットのようで、NHK総合で夜10時55分からの放送ということだ。

「バクマン。」「もしドラ」と人気作品を立て続けにリリースするNHKアニメも、「バクマン。」同様に今熱い存在なのかもしれない。

(芦之由)


■その話題、ネゴトで話さない?「ネゴトーク」
「コミック」について寝言を言ってみる・・・

 

■関連記事
大人気!現代版まんが道『バクマン。』