ベスト8対パラグアイ代表戦でゴールを決め、南アW杯得点王争い単独トップに躍り出たスペイン代表のFWダビド・ビジャ。代表Aマッチ63試合42ゴール。ラウルの102試合44ゴールのスペイン代表最高得点記録まで2ゴールとしている。

 グループリーグの対ホンジュラス代表、チリ代表、そしてベスト16対ポルトガル代表、ベスト8対パラグアイ代表戦で4戦連続ゴールを挙げたビジャ。スペイン人プレーヤーとしてはW杯一大会で4戦4ゴールは最高記録。2002年日韓共催のW杯で、ブラジル代表リバウドが果たした4戦連続ゴールのW杯記録にも並んだ。

 さらにスペイン代表としてW杯一大会5ゴールは、1986年メキシコ大会のブトラゲーニョと並ぶ歴代同記録。スイス代表戦での敗戦以降、相方F・トーレスのフィジカルコンディションが戻らない中、一人でスペイン代表を救ってきたビジャ。準決勝では4ゴールを挙げ得点王を狙うドイツ代表のFWクローゼとのエース対決は見ものだ。

 MFミュラーも4ゴールを挙げているドイツ代表。準決勝は累積警告で出場停止だが、南アW杯の得点王はビジャ、クローゼ、ミュラーの3人の争いとなりそうだ。

(スペイン通信)