新たなバルサの時代が幕を開ける日がやってきた。6月30日で任期満了を迎えたラポルタ元会長が最後の言葉を述べると、サンドロ・ロセイ会長のバルサがいよいよスタートした。カンプ・ノウ横のカンテラ選手寮マシアの前で行われた就任式でロセイ会長は、「今日、ソシオの皆さんの前でこうしてご挨拶をすることを光栄に思います」と300人の招待者を前に挨拶をした。

 バルサ史上最高の時を迎えているバルサ。「これからの6年がバルセロナの黄金時代としていきたいです。そして、ソシオによって支えられているバルサを作り上げていきたいと思います」と所信表明を行った。「もちろんハードルが高いことは分かっていますが、我々はバルサです。リーガも制し、来月にはまた一つタイトルを増やすチャンスがあります。それにバルサはW杯出場選手を最も多く輩出しているクラブです」と続けた。

 まだチキ・ベギリスタイン氏に代わる後任のスポーツ・ディレクターやビジャ以外の新たな契約選手の名前は出てこないが、ロセイ政権に代わり大きな変化がありそうだ。ソシオに支えられるクラブという大きな目標を掲げたロセイ氏。ラポルタ会長がソシオから支持されていなかっただけにロセイ氏がどんな改革を成し遂げられるか楽しみだ。

(スペイン通信)