「両投げ投手」がメジャーのオープン戦登場、公式戦での登板なるか。
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メジャーデビュー戦では5回途中から6回までの1回1/3を2安打1失点という、あまりピリッとしない内容。ただ、左右どちらからの投球も披露するなど、多くの米メディアがこの歴史的な一歩を伝えている。
記録上、メジャー史上にスイッチピッチャーは4人しかいない。そのうち3人は19世紀(※メジャーリーグの創設は1876年)の選手で、この100年に限ると1995年9月28日、当時エクスポズのグレッグ・ハリス投手が1試合登板した例のみだ。それだけに、ベンディット投手は貴重な存在で、メディアやファンの関心を惹きつけている。開幕メンバー入りは難しいと見られているが、シーズン中にメジャー昇格する可能性は十分。ひょっとすると公式戦でのスイッチピッチャーが、今年は見られるかもしれない。
☆日本のスイッチピッチャー
日本におけるスイッチピッチャーは、登録上、1988年から1991年まで南海、ダイエー、阪神でプレーした近田豊年投手ただ一人しかいない。近田投手は左投げだとオーバースロー、右投げだとアンダースローという極めて変則的な投手だったが、1軍で登板したのは1試合のみで、この試合では左右両投げを披露することはなかった。以降、スイッチピッチャーは現れていない。