マンチェスターUのMFマイクル・キャリックがこのところ急激に評価を高めている。

プレミアリーグ首位をひた走るマンUの前半戦のチーム内MVPはクリスティアノ・ロナウドでもウェイン・ルーニーでもなく、中盤で安定したプレーを見せるマイクル・キャリックだと言われている。

ここまで出場は15試合と決してフル稼働というわけではないが、毎試合高レベルのプレーを見せているキャリック。FAカップトッテナム戦でも、英メディアから“今シーズンのベストパス”と評されるほど素晴らしいパスをベルバトフに通し、勝利に貢献した。

かつてウエストハムでキャリックを指導したトッテナムのレドナップ監督も「マイクルのパス能力は非常に高い。イングランド代表でも、ジェラードとランパードはダイナミックに前線へ駆け上がる中、マイクルは的確にパスを散らしている。クォーターバックのようにね。彼はまだ過小評価されているとさえ思う」と大絶賛だ。

2年連続でプレミアリーグとCLのダブル制覇を狙うマンU。鍵を握っているのは“主役”のロナウドでもルーニーでもなく、影で光るプレーをするこの男なのかもしれない。