20日から25日にかけてフランス杯の10回戦が行なわれ、15チームが勝ち進んだ。ベスト16の残る1枠は、28日にリヨンとマルセイユが争う。

 早くもリーグ・アンの強豪同士の対決となったこの一戦を2日後に控えた26日午前の練習では、マルセイユに緊迫を感じさせる“事件”があった。レキップ紙ウェブ版によると、MF のジアニとベン・アルファが練習中にあわやつかみ合いに至りそうになる場面が見られたという。

 ジアニの危険なタックルを受けたベン・アルファが激昂、額と額をすり合せるように口論するふたりを、DFのタイウォが間に入って辛うじて押しとどめた。その前には、ベン・アルファがゼンデンに激しいタックルを浴びせるシーンがあった。

 これまでもたびたびチームメイトとの間にいざこざを起こしてきたベン・アルファ。リヨン戦直前の紅白戦で“控え組”に回されたことに苛立っていたののかも知れない。

 ちなみに、先ごろシャフタール・ドネツク(ウクライナ)からマルセイユにやって来たばかりのブラジル人FWブランダンはジアニとともに“先発組”に、レンヌから移籍したビルトール(元アーセナル)は“控え組”に入って練習を行なった。