リヨンで10年目を迎え、ジュニーニョとともに7連覇を経験したベテランFW、シドニー・ゴブが14日、練習中にアキレス腱を断裂、今シーズン中の復帰は絶望的となった。レキップ紙などが伝えている。

 シーズン前半戦を首位で終えたリヨンだが、後半戦の初戦(第20節、10日)をロリアンと引き分け、パリ・サンジェルマンに4―0と圧勝した2位ボルドーに勝ち点1ポイント差まで詰め寄られている。

 ここ数年ない苦戦の最大の原因は、やはり故障者の続出。とくにディフェンスは、ボドメール、クレール、レベイエールといった長期離脱者に加え、グロッソ、メンサーも欠場を繰り返しており、もはや頼れるのはクリスとブームソンのみ。その他は20歳そこそこで試合経験がほとんどない若手ばかりだ。

 今回、チームリーダーのひとりであるゴブの離脱で、危機的といっても過言でない状況になったリヨン。冬の移籍期間に何とか手を打たないと、8連覇の夢は遠のくおそれがある。