フランス通信(AFP)によると、ASローマのスパレッティ監督が13日、フランス代表CBフィリップ・メクセスが残留を希望していることを明らかにした。

 メクセスにはこれまで、ACミランが熱心に獲得に動いているとの報道がある。本人も11日のミラン戦の試合後、フランスのカナル・プリュス局に「もしミラン行きが実現するとしたら、すべてがクリアで、冷静に、穏やかに進むのでないといけない。でも、いつかはという気持ちはある」と答えていた。

 しかしメクセスはその翌日、監督のオフィスを訪れ、およそ10分間にわたって話し合い、ローマ残留の意向を訴えた。スパレッティ監督はメクセスの言葉を受けて、今季4位以内に食い込むという目標を確認し、メクセスを頼りにしていることを伝えたという。

 ローマはシーズン前半戦終了目前で11位に甘んじている。失点は首位のインテルや2位ユベントスに比べるとほぼ2倍。後半戦の巻き返しに向け、守備の要であるメクセスに求められる部分は大きい。