レアル・マドリーが獲得を狙っているとも噂されるバイエルン・ミュンヘン所属のフランス代表MFフランク・リベリが移籍の可能性を示唆した。バイエルンとの契約は2011年までとなっているリベリは、「契約を全うするつもりだと約束することはできない。人生では何が起こるか誰にも分からないし、僕はすべてをオープンにしているんだ」とコメント。契約が満了する前に移籍する可能性もあると語っている。

 数週間前にも、リベリがドイツ誌“キッカー”のインタビューで「バイエルンは世界最高のクラブの一つだけれど、レアル・マドリーやバルセロナ、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドといったクラブでプレーするという夢もある」とコメントしていることから、レアル・マドリーの他にも彼に興味を示しているクラブにとっては追い風となりそうな気配だと言えるだろう。

 もちろん、バイエルンにチームの中心選手であるリベリを手放すつもりはない。同クラブの代表取締役であるカール-ハインツ・ルンメニゲ氏もリベリ放出を完全否定しており、リベリの移籍がスムーズにまとまるとは考え難い。バイエルンにとって心配の種はリベリ本人の意思なのだろう。

(スペイン通信)