10月5日に行なわれたセリエA第6節において、ホームでパレルモに敗れてしまったユベントス。これで2勝3分1敗となり、順位も11位と低迷。まだ序盤とはいえ、そこは名門クラブとあって早くもメディアはクラウディオ・ラニエリ監督の解任の可能性を報じ始めている。

 ユベントスは今シーズン、パレルモからブラジル人FWアマウリを獲得し、開幕戦は引き分けたが、2節から連勝するなど、なかなか好調な滑り出しを見せたが、その後に負傷者が続出。調子に乗れない状況が続いている。そんななか不運は続くもので、ケガから復帰したばかりの守護神ジャンルイジ・ブッフォンが今度は内転筋を痛めてしまい再び約1か月間の戦線離脱。また、マウロ・カモラネージも腕の負傷から全治約3週間という診断となり、ラニエリ監督も頭を痛めている。
 
 ただ、ユベントスは1969年を最後に約40年間シーズン中に監督を解任したことがない。それだけ“辛抱強い”クラブであり、メディアが示唆する展開にはならないと思われる。とはいうものの、これ以上このままの状態が続くようであれば、さらに報道は過熱することだろう。今後の巻き返しが期待される。