バレンシアのソリアーノ会長が“ラジオ・マルカ”のマイクを通じ、レアル・マドリーのミヤトビッチSDを口撃した。FWダビ・ビージャとMFダビ・シルバをバレンシア側からレアル・マドリーにオファーしてきたとミヤトビッチSDが語ったことに対して反論している。

「私はビージャもシルバもバレンシアから去ることはないと確信していたし、それは選手たちも同じ考えだった。ミヤトビッチは嘘つきだ」。

 いかなる時もバレンシアにチームの看板選手を売りに出す方針などなかったと同会長は断言。さらにミヤトビッチSDに対するソリアーノ会長の批判はこれだけに留まらず、「ミヤトビッチはバレンシアに対して敬意を欠くコメントをした。それは容認できるものではない。彼がこの国で最初にプレーしたのはバレンシアなのだから、我々をバカにするようなことはあってはならない」とも。ミヤトビッチSDの行為に不満をぶつけた。

 多額の借金を抱えるバレンシアは、今夏の移籍マーケットでの中心選手の放出も噂され、特にビージャとシルバの移籍を巡る噂は絶えず、メディアを賑わせていた。しかし、最終的に両選手ともバレンシア残留を決め、チームは主力選手を失わずに済んでいる。

(スペイン通信)