プレミアリーグのチェルシーとリバプールが、ギリシャのオリンピアコスで活躍するブラジル人FWヂオゴの獲得を巡り、争奪戦を繰り広げているようだ。

 今夏の移籍マーケットでブラジルのポルトゲーザからオリンピアコスに移籍したヂオゴ。アーセナルやフィオレンティーナも獲得に動いていたと言われる21歳は、移籍後すぐに結果を出し、現在までチーム得点王となる3得点を記録。国内リーグで首位を走るチームの起爆剤となっている。

 この21歳のプレーを確認すべく、数多くのスカウトがギリシャを訪れている。ミドルスブラのスカウトを務めるデレク・ブラッグも、このブラジル人ストライカーがすぐにでもプレミアリーグでプレーできると太鼓判を押している。

「彼は今すぐにでもプレミアリーグでプレーできる。スカウトとして、彼のプレーは追い続けるつもりだ。彼はイングランドで大きな成功を収める可能性が十分にある」

 今オフの移籍マーケットでブラジル代表FWロビーニョの獲得に失敗し、エースストライカーのディディエ・ドログバも負傷離脱しているチェルシー。ルイス・フェリペ・スコラーリ監督は、新FWの獲得を熱望しており、その候補としてヂオゴの名前が浮上したようだ。さらに、プレミアでチェルシーと首位を争うリバプールも獲得に関心を示す21歳が、イングランドに新天地を求める日も近そうだ。