アトレティコ・マドリーの故障者リストにまた一人名前が加わってしまった。4日に行われたバルサ戦で負傷により途中交代を余儀なくされたアルゼンチン代表MFマキシ・ロドリゲスが検査の結果、右太腿の内転筋を痛め、少なくとも10日間の戦線離脱となる見込みだ。この負傷によりマキシは2010年ワールドカップ南米予選、対ウルグアイ戦(11日)とチリ戦(15日)の2戦を欠場することになった。

 マキシの離脱でインターナショナル・ウィーク明け、19日に行われる予定のレアル・マドリーとのマドリー・ダービーに彼が出場できるかどうかが懸念されている。現在、FWフェィエゴ・フォルラン、MFマニーシェ、MFシモン、DFセイタリディス、DFパブロと多くのケガ人を抱えるアトレティコにとってマキシも故障者リストに加わったことは大きな痛手だ。

 とはいえ、逆にこの時期の代表戦によるリーガ一時中断は、レアル・マドリー戦に照準を合わせリハビリに務めている選手たちにとってケガの回復に専念出来ると言う意味では恵みだ。マニーシェ、セイタリディスは代表に招集されているが、他の選手はおよそ15日間を回復にあてられる。10日間の離脱となったマキシも順調に回復すればマドリー・ダービーには間に合うだろう。

 バルサ戦で屈辱の大敗を喫したアトレティコにとって、ビセンテ・カルデロンで行われるマドリー・ダービーは傷ついた自信を回復するという意味でも負けられない試合となることは間違いない。

(スペイン通信)