アーセナルのGKマヌエル・アルムニアは、火曜日に行われたチャンピオンズ・リーグのポルト戦に4-0と快勝した背景にアーセン・ベンゲル監督の叱責があったとコメント。指揮官の変貌ぶりに、チームの士気が上がったと語っている。

 ポルト戦を火曜日に控え、先週土曜日にハルとの一戦を戦ったアーセナル。今シーズンの昇格チームを相手に首位固めとなるかと思われたが、先制点を奪いながらの逆転負けを喫し、早くもシーズン2敗目を記録したことに、ベンゲル監督は激怒。しかし、普段は冷静沈着なフランス人指揮官が怒りを露にしたことで、チームのモチベーションが上がったとアルムニアは語っている。

「ポルト戦を迎えるまで、アーセンはかなり怒っていたよ。土曜日の試合では、疲れていた選手も多かったけど、ハルがいい試合をしたことは間違いない。予想以上に強くて驚いたし、勝点3に値する試合をされてしまったね。だからこそ、ポルト戦ではアーセナルらしい試合をしなければならなかった。僕にとっては無失点で試合を終えることも重要だったね」

 知将ベンゲルのカミナリで、本来のパフォーマンスを取り戻したアーセナル。プレミアリーグでは、開幕6戦で2敗を喫するなど不安定な戦いをみせていたチームが、再び華麗なフットボールで頂点を目指すことになりそうだ。